本部からのお知らせ


第五十一回遠州流茶道全国大会閉会

更新日:2017.10.31

第五十一回遠州流茶道全国大会閉会、長浜・浅井・滋賀湖風・淡海の四支部合同担当での全国大会が無事に終了しました。
ご参加を頂きました多くの皆様に心より厚くお礼申し上げます。

                大会実行委員長    森内宗茂
                  長浜支部長    古山宗司
                  浅井支部長    志水宗衛
                滋賀湖風支部長    瀧口宗善
                  淡海支部長    木俣宗唱


2017 第5回未来たまご 紅心育成賞最優秀賞決定

更新日:2017.10.31

 第5回「未来たまご 紅心育成賞」は、本年5件のエントリーを頂き、厳選なる審査の結果、以下の団体が最優秀賞を受賞されました。
 表彰式は、第五十一回遠州流茶道全国大会懇親祝賀会の冒頭で執り行われ、最優秀賞には、宗実家元より、賞状、御家元色紙、ならびに賞金が授与されました。
受賞された関係者の皆様、おめでとうございます。

◆エントリー事業:(氏名は代表者を記載)
 ・第50回遠州流茶道全国大会薄茶席で
  子供達だけによる統一お運び      福岡支部     三好宗隆氏
 ・茅ヶ崎市子供茶会          東京支部(瑞真会) 田中宗未氏
 ・学校での茶道教室           弘前支部     安達宗綾氏
 ・善隣館保育園子供茶会        東京支部(聖会)  大西宗康氏
 ・遠州流茶道子どもお茶教室      浅井支部     志水宗衛氏

◆最優秀賞
 第50回遠州流茶道全国大会薄茶席で
 子供達だけによる統一お運び     福岡支部  三好宗隆氏

◆協賛
 当事業は、以下の企業にご協賛いただきました。心より厚く御礼申し上げます。

 ゴールドスポンサー
 丸久小山園様 上林春松本店様 福寿園様 越乃雪本舗大和屋様
 株式会社NAITO様 遠州流職方向栄会様
 大有ギャラリーきほう様

 


第五十一回遠州流茶道全国大会のご案内 (長浜・浅井・滋賀湖風・淡海支部)

更新日:2017.09.1

「流祖の故郷に集う」
平成二十九年度  第五十一回遠州流茶道全国大会を長浜、浅井、滋賀湖風、淡海の四支部合同にて担当いたします。
流祖遠州公の生誕地で開催されることは地元会員にとってこの上ない慶びでございます。一同心を込めて皆様をお迎えするための準備を進めております。
全国の皆様のお越しを心よりお待ちいたしております。

○10月7日(土)
全国大会記念講演会 (一般市民公開)
北ビワコホテルグラツィエ  二階アレーナの間 (午後一時~午後三時)
   演題 「小堀遠州と茶の湯」 ―故郷近江での事跡に触れて―
   講師 熊倉功夫先生 MIHO MUSEUM館長
○10月8日(日)
大会会場  北ビワコホテルグラツィエ
献茶式     同
濃茶席   慶雲館
薄茶席   北ビワコホテルグラツィエ
立礼席     同
点心席     同
懇親祝賀会 長浜ロイヤルホテル
○10月9日 (月・祝)
全国大会記念事業  長浜城歴史博物館茶室命名「掲額式」
観 光
呈 茶   五先賢の館
昼 食   旅館浜湖月



2017 「第5回未来たまご 紅心育成賞」 エントリー開始 (広報委員より)

更新日:2017.03.31

未来たまご紅心育成賞は、次代を担う若者に対する「育成事業」に対し表彰します。
○募集期間 平成29年4月1日 ~ 7月31日 (7月31日必着)
○行事内容 平成28年4月1日 ~ 平成29年3月31日までに実施した
      青少年など若年層に対する育成事業を申請して下さい。
詳細は、月刊遠州をご参照ください。


謹賀新年

更新日:2017.01.1

お健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

理事長より新年のご挨拶

新春のお慶びを申し上げます。
皆さまにおかれましては、新しい年を心豊かにお迎えになられたことと存じます。今、此々に生命いのちがあるのは、数億年の時間と無数の生命の犠牲、神仏の恵み、ご先祖さま、父母の無償のお育てのお蔭です。いかに科学技術・ITの発達があろうと、この身体は100億、千億、1兆円といった金銭の価値で計れません。

 この肉体は神仏、ご先祖さま、父母からのお預りものです。江戸時代までの人生の目的は、上は天皇からすべての人々まで大往生でした。大往生とは悟りを開くことです。即ち永遠の生命に目覚めることでした。悟りとは差を取る「さとり」です。この世とあの世の差を取る。あの世はみほとけさま、ご先祖さま、亡き方々の見たこともない美しい世界です。この世は無常、滅びの世界です。悟りを開くことによって、あの世とこの世の差を取り、この世も美しい豊かな世界になる。大往生を目標として生きたのです。この身体はお預りものですので、返さねばなりません。お預りしているものですから、最高に活用して永遠の生命に目覚めてお返しする。そのためには、お覚りを開かねばなりません。茶の湯はそのための最高の手段です。床の間に禅語をかかげるのは、そのためです。幸いに私たち遠州流茶道は、武家茶道であり、武士道は武士の生命、武士道の目的は悟りです。茶道を通して、究極の目標に向って稽古を重ねていくよろこびを、分ち合ってまいりましょう。


 昨年はお家元華甲の年。東京支部を始め、各支部でのお祝いの席はこの上もない感動の茶会でした。他流を代表する方々も同席され、遠州流茶道の精神性の高さ、美しさを心から称えてくださいました。私の所属する福岡支部では第50回全国大会を開催させていただきました。遠路、全国から会場を埋め尽すご参加をいただき、誠にありがとうございました。日本最初の禅窟、安国山聖福禅寺仏殿でのお家元による厳粛なお献茶に始まり、濃茶席はテーマを忘筌とし、大床に宗慶宗匠最晩年筆の「自浄」を掛け、席主を勤めさせていただきました。
 薄茶席は三好支部長席主のもと、日本密教最初の弘法大師空海開山南岳山東長密厳寺で、未来をテーマに振袖、袴姿の子供たちによるお運び。立札席はホテルオークラ福岡の広間で、永田宗誼博士デザインによる賀寿をテーマにシェルをイメージした席でした。懇親祝賀会は、博多券番の芸妓衆による出迎への祝舞に始まり、ハウステンボス歌劇団による歓迎の創作歌劇等。翌日は髙取八山窯訪問。絵付けと髙取の茶席。太宰府天満宮への正式参拝と、男性による呈茶。福岡滾潨会へのお家元による35年のご指導のご恩にいかにお応えさせていただくか、福岡支部全員が主役で活躍してこそと、励ませていただきました。


「武家茶道綺麗さびのおもてなし明日へとつなぐ心豊かに」


 本年もお家元を仰ぎ、武家茶道・綺麗さびの精神の下に、日々心豊かに精進いたしてまいりましょう。茶道を通して、我国が世界中の人々から仰がれる国となりますよう祈念申し上げます。

遠州流茶道連盟
理事長長谷川裕一