教授者

古田宗祥 先生

更新日:2024年10月6日

プロフィール

キラリと輝く
華やかさのある世界

教授者資格
上席家元参与
性 別
女性
プロフィール

勘違いしていませんか?
茶道は地味ではありません!
~大人しい子ほど積極的になれるのが茶道の魅力~

茶人一家に生まれた古田宗祥先生。幼少期から茶道と共に育ったご自身の経験から、幼稚園や小学校などさまざまな場所で子どもたちに茶道を教えています。
また、お父さまの中尾宗澄氏と共に立礼の教室を開くなど、積極的に遠州流茶道の普及に携わっています。

-遠州流茶道を始めたきっかけを教えてください。
父(中尾宗澄氏/前本部理事長)が遠州流をこよなく愛しており、物心のつく前から遠州流の茶道がすぐそばにあったというのが正直なところです。
幼稚園の園長先生も遠州流で、卒園時に園長先生からお誘いをいただき、小学校1~3年生の時は園長先生のお宅でお稽古をつけてもらいました。そして4年生になって、父や園長先生の師である家元補佐 一庵 加須屋宗生先生のもと、正式に遠州流に入門しました。
言うなれば、父と私は“兄弟弟子”ということになりますね。


-お父さまから教えを受けたことは?
子どもの頃は父も現役で仕事をしていましたから当然ですが、退職後に自分のお稽古場を開いてからも、父に教えを受けたことはありません。きっと、親子で師弟関係を維持するのは難しいと思っていたのかも知れませんね。
確かに私も、自分のお稽古を父に見られるのはあまり心地の良いものではなかったので、父が師匠だったら、続けられていたかどうか・・・(苦笑)
最近になってから、「えっ! 親子だったの!?」と驚かれることもあります(笑)
3月の遠州忌では、父を正客として私がお点法を披露する機会を頂いたのですが、本当に幸せなひと時でした。心なしか父も、いつもより顔が綻んでいたような気がします。

-現在は、小さいお子さんたちに積極的に教えていらっしゃいますね。
物心ついた頃には茶道をやっていたので、今の自分は茶道を通じて作られたと感じています。今こうして、私が子どもたちと向き合い、お茶を続けることが、師の一庵 加須屋宗生先生始め、茶道を通じて私と関わってくれたすべての方への恩返しと思っています。

-小さいお子さんに茶道を教える時、特に気をつけていることはありますか?
まだ手も身体も小さい子どもたちですから、基本的にお点法は難しいです。上手くお茶なんて点てられませんし、帛紗捌きなどもってのほか。それよりも、お茶やお菓子を通じて、私や同席する人との関わり方を中心に教えています。
例えば「お先です」「大変、結構でございます」「ごちそうさまでした」の言葉は、必ず言うようにしています。小さい子どもというのは、新しく覚えた言葉はすぐに使いたくなるものです。最初は意味など分からなくても、使い続けていくうちに、これらは相手を思いやるための言葉なのだと、自然と気づいてくれます。また、左利きの子がいたとしても、無理やり右手を使わせることはしません。でも、自分が左手で使った箸は、きちんと右側に置こうね、と教えます。そうすれば、次の子が箸を使いやすいでしょ、と。



-子どもたちが、茶道を通して成長したな、と感じるのはどんな時ですか?
床の間に飾る花が変わっているのを見つけたり、掛軸に書かれている文字の意味や読み方に興味を持ったり、身の回りのちょっとした変化に気づけるようになった姿を見た時などは、成長を感じます。そこから、このお花は幼稚園の裏の森で摘んできたんだよ、といった具合に点と点をつなげたりしてあげることで、子どもの世界がぐっと広がっていくのも感じます。
こういった、ちょっとした気づきの積み重ねが、相手を思いやる気持ちやおもてなしの精神につながっていくのだと思います。

-小さい頃から茶道を習うメリットは、どんなことですか?
一般的に言われているように、集中力が身に付くというメリットはあると思います。私自身、小学校5年生の時に、お点法をしている時には何も考えていないという“無の境地”を体感しましたから(笑)。
姿勢を始めとした所作の美しさも、小さい頃ほど差が際立ちますね。放課後のクラブ活動で教えている小学校の卒業式などに出席すると、その違いは歴然です。
でも実は、例えば引っ込み思案なお子さんだったり、大人しいお子さんだったり、そのようなお子さんこそぜひ茶道をやってみて欲しいと思っています。
茶道は、自分ですべてを行わなければなりません。もちろん、お茶会の時などは役割がありますが、一度お客さまの前に座ってお点法を始めたら、最後まで自分ひとりでやり切らなくてはなりません。お茶を点てるのもお客さまとお話しをするのも、すべて自分ひとり。
静かではありますが、決して大人しいものではないのです。
やんちゃなお子さんには落ち着いた心を学んでもらえると思います。消極的なお子さんなら、自ら動く積極性を身に着けられるでしょう。あまり感情を表に出さないお子さんでも、しっかりと心の中に溌溂とした気持ちを育むことができると思います。
茶道を通して身につくことは、本当に多いですよ。

-遠州流の特色は、どんなところですか?
所作やお点法、立ち居振る舞い、取り合わせ・・・一つひとつが美しく、総合的な美を感じます。
お道具組が豊かで、お着物も華やかなものや綺麗なものでも選べます。

-茶道の時の着物というと、
 どうしても地味なイメージがありますが・・・

千家さんなどいわゆる“詫び寂び”と呼ばれる世界観は、余分なものを可能な限り削ぎ落したシンプルさが特徴です。きっと茶道と聞くと、そちらのイメージが強いのでしょうね。
でも遠州流の“綺麗さび”は、質素な中にもきらりと輝く華やかさのある世界です。だからお着物にしても、色無地だけでなく訪問着や付下げなども多く使用されます。四季折々の綺麗な着物を着ることができるのは、女性からしてみれば、大きなポイントかも知れません。
だからこそ、若い女性にも、もっともっと遠州流茶道に触れていただきたいですね。自分が最も綺麗な時に、華やかな着物を着た凛とした姿を、美しい所作で立ち振舞う姿を、たくさんの人に見てもらうことができる。
こういった経験は、女性としてのその後の人生にも、必ず生きるはずだと思います。

鳥取市東町茶道教室

教授者
古田宗祥 先生
稽古日
毎週火曜日 午前10:00~午後20:00 
お問い合せ

携帯電話  090-4890-5888
詳 細

仁風閣 県立博物館から徒歩5分

閑静な住宅街です。近くに県立博物館、久松公園があり環境が整ってます。
交通の便がよくて、100円バスくるり緑コ-スで仁風閣 県立博物館で下車日の丸バス.日交バスで西町バス停か湯所バス停から徒歩5分のところです。

老若男女問わず

お稽古日は木曜日の午前中から夜の8時までとなっていますがご相談に応じます。
子供さんから大人の方まで男女問わず初心者から経験者の方までお受け致します。
日本の伝統文化、茶道を体験なさってみて下さい。日常からかけ離れた静かな時間を過ごしていただけたらと思います。

お稽古体験

先ずは体験下さい。親子体験も致します。
留学生を3名受け入れた経験もあります。海外留学をなさる方にも日本茶道を体験していただけたらと思います。

稽古場所
鳥取市東町3丁目209-1(中尾方)

鳥取市松上茶道教室

教授者
古田宗祥 先生
稽古日
毎週木曜日 午前10:00~午後21:00
毎週金曜日 午後14:00~午後22:00
毎週土曜日 午後14:00~午後21:00
お問い合せ
詳 細

自然豊かで閑静な環境でお稽古

田舎で緑豊かな閑静な所です。鳥取市内より車で20分、バスはバスターミナルより松上線河内行き乗車で明治小学校下車徒歩3分で交通の便利な場所です。毎週木曜日と土曜日は、お好きなお時間に来ていただいたます。遠くから月に一度、お稽古に通って来られる方もいらしゃいます。

老若男女問わず

男女年齢を問わず初心者からベテランの方までお稽古に通ってます。毎週金曜日のお稽古は、立礼(椅子)専用の稽古を行ってます。正座が出来ない方も畳と同じお点前をすることができます。
正座ができないから茶道を諦めていらしゃる方は、是非とも体験から初めてみて下さい。

どなたでも茶道を楽しめる事を大切に一期一会の気持ちで行ってます。
お気軽にお問い合わせください。

稽古場所
鳥取市松上169-5

入門前のよくある質問 Q&A