遠州流茶道の発展に尽力

　安達宗綾先生は、教授者育成特別講習会を修了し、現在は上席家元師範代の資格を修得しています。宗家主催の茶会や研究会に多数参加し、その経験を積み重ね、令和2年より遠州流茶道 弘前支部 支部長として地域の活動を支えています。また、遠州流茶道連盟本部理事、国内強化委員の役職を務め、遠州流茶道の伝統を守るために尽力しています。津軽は藩制時代から遠州流茶道をお家流として栄えさせるなど深いつながりを持っている重要な地域です。

こども茶道体験教室

　弘前市の中学校や小学校で、お茶のいただき方、お茶の点て方など茶道体験教室をひらいています。茶道は、人の心を清浄にし、互いの心を和らげ落ち着きを与えてくれるわが国独特の伝統的文化であり、古来から多くの人に親しまれ、受け継がれてきたものです。日本の伝統文化を通して子供の心を育てたいと相談を受けたことがきっかけとなり、その輪が広がって現在14年目になります。先生のこうした活動と努力が認められ、令和元年に開催された遠州流茶道全国大会に於いて、宗家より「第7回未来たまご紅心育成賞」が表彰されました。「未来たまご紅心育成賞」は、次代を担う若者を育成し、日本文化の発展に寄与した先生に贈られる賞のこと。

「互いに、正しく、楽しく、長続き」をモットーに、社中一同が茶道を楽しみながらお稽古しています。