5歳から茶道のお稽古

　井川宗祥先生は、家元参与の資格を持ち、遠州流茶道連盟本部事務局と東京支部理事を務め、遠州流茶道の発展のために尽力しています。先生の茶道歴は43年、5歳の頃に祖母から遠州流茶道を習い始め、28歳で教授をはじめ、教授歴は20年に及びます。平成17年より浅井宗兆主鑑のもとで代稽古を務め、平成24年には「芳菲会」を発会し、自宅での稽古をはじめました。平成26年から都内の私立中高一貫校での茶道授業を担当し、令和2年より茶道部を兼任しています。

豊富な茶道経験

　平成26年、平成30年、護国寺で行われている歴史ある月釜「東京茶道会」にて掛釜し、季節にあった趣向でお客様をもてなしました。令和5年より年に2回、門人の方々と一緒に学ぶ勉強茶会を開催し、亭主と客の振舞いや水屋の仕事など、後進の指導にあたっています。

茶道を深く学び、将来のお茶の先生を育てたい

　基礎からしっかり指導するように心掛けています。茶道は点法や所作だけではなく、禅語、書、絵、和歌、花、茶道具、建築、庭、と多くを学べる習いごとです。身についたと感じられるまでが長い習いごとではありますが、そのお稽古の時間で、自分と向き合い、心を整えることも大切に指導しています。また、将来お茶を教えてみたいなと思われる方、短期集中で一通りの所作を覚えたい方など、その方に合わせたお稽古もしています。