謹賀新年

2019.01.1

お健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

理事長より新年のご挨拶

 新しい御代をお迎えする寿ぎの年、謹んで新春のお慶びを申し上げます。
いよいよ東京オリンピック・パラリンピックも明年となりました。
ご存じのように東京オリンピック・パラリンピックには、もう一つの顔があります。それは文化を称える祭典であります。
 日本が世界に向けて発信する最も日本的感性こそ、遠州公の美意識「綺麗さび」の精神であると、熊倉功夫先生が述べておられます。
過日、アメリカ ユタ州から世界中を風靡した「アナと雪の女王」を歌った合唱団メンバーの父親三人が、弊社を訪れました。最高裁長官、上場企業のオーナー社長、財閥、お三方とも品格の高い堂々とした方々でした。薄茶を差し上げますと多少の作法をご存知で、私は驚きました。そこで、その意味をおわかりですかと尋ねました。知りません、教えてくださいとおっしゃいましたので、ほぼ20分位かけて次々と質問に答えました。彼等は目を輝かせ、熱心に聴いていました。
彼等は最後に「だから日本は世界最高の国なのですね。私たちの国はまだ新しいから・・・」と申されました。それで何故そう思われたのですかと尋ねますと、「茶道は深い宗教心と哲学がある。私たちは子供のころに紅茶の飲み方を教わったが、このような感動は無い」と語りました。
 その後しばらく席をはずして戻ってまいりましたら、三人から真面目な顔で「私たちのボスになってくれませんか」と懇願され再び驚きました。結局ボスになりました。私は異国の方々の文化に対する謙虚な態度、心構えに、むしろ学ばせていただきました。
 東京オリンピック・パラリンピックを目前にして、世界中からやってくる数千万人の方々に、日本の文化をとおしてどれだけの感動を与えることができるか。クールジャパン、まさに綺麗さび日本。遠州流茶道の出番に、お家元を先頭にして大いに応えてまいりましょう。

遠州流茶道連盟
理事長 長谷川宗裕