養浩館初釜

更新日:2019.01.4

【日時】2019年1月4日(金) 10:00~15:00
【会場】養浩館庭園

福井東支部は、一月四日、国の名勝に指定されている福井市の養浩館庭園で初釜を担当。
当日は、大変素晴らしい天候に恵まれ、和室には陽光が差し込む晴れやかな雰囲気の中で雪の残る庭園を眺めながら、新春の一服を楽しんで頂きました。
会場には、若い方や可愛らしい赤ちゃんを連れたご家族の姿などもあり、賑やかで楽しい初釜となりました。

今回は、初めてお点前に参加した二人の声をレポートします。

当日はとても寒い日でしたが、早朝より最高の天気に恵まれたくさんのお客さまがお見えくださいました。
私はお点前とお運びをさせて頂きました。
お茶室に差し込むあたたかい陽の光と素晴らしいお庭の景観に、初めてのお点前で緊張していた気分も幾分か和らぎました。慣れないお着物でのお点前やお運びはなかなか思い通りにできないこともありましたが、お点前中は今までのお稽古を思い出しながら、集中してお茶を点てさせて頂くことが出来ました。
お稽古とは違う目線で自分の所作を見直すことができ、もっと綺麗なお点前が出来る様になりたいと感じました。
お茶会に参加させて頂き、更にお茶への関心が深まりました。この日感じた気持ちを大切に今後もお稽古に励んでいきたいと思います。

福井東支部 前田智美

初めてのお点前。少し緊張もしたけど、いざ始まるとお客様達の顔が見えました。
興味津々に見てくれる人や、何も分からず不安そうな人、正座の辛いのを我慢している人。
伴頭さんが話をすると皆さんの顔が緩みます。
お茶を一服飲むとホッとした表情になりました。
初めてお点前をして、水屋の先生方やお運びの人、伴頭さん、場所や器。お茶を美味しく飲んで貰う為に沢山の協力や考えの中お客様をお迎えするんだなと思いました。
頭の中で堂々と綺麗にそして美味しいお茶を点てようとずっと考えていて、正客さんが笑ってくれた時に凄く安心しました。
今思えば間違えている事も沢山ありましたが、所作1つ1つに美味しく飲んで頂く為の意味があるんだなと感じました。
まだまだできない事だらけですが、もっともっと美味しくお茶を飲んで頂けるよう勉強したいなと思いました。

福井東支部  黒田英二朗